読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

わたしがポリアモリーになった理由。

「ポリアモリー(複数恋愛)を始めるきっかけはなんだったのですか?」と聞かれることが多いので、改めてまとめておきます。 もう2年以上前のことなのですが、同じ大学で交流のあった友人が亡くなりました。 死因はなんとも微妙なところで、事故とも自殺ともと…

人を好きになること。

好きな人が、一人で歩くのを見た。 いつもの足取りで、いつもの歩幅で、後ろ姿は小さくなる。 あっという間に人混みに消えて、 あの人はわたしの姿を見ることなく、一日を過ごすことになる。 好きな人と、一緒に歩く夢を見た。 夢のなかで、わたしたちは向か…

好きな人を 思い出す夜は

大好きだった 人のことを考えて たくさん たくさん 泣く夜に。 むかし 好きだった 人のことを思い出して もう 死んでしまった ということを すっかり忘れてしまってた。 薄暗い 小さな 森のような 場所を見ると 「大好きだった人が 歩いてくるんじゃないか」…

アイデンティティは、「あの神」を隠す装置

Identity (アイデンティティ)の超・分かりやすい日本語解説があったので、引用してみます。(安冨歩『ありのままの私』より抜粋) 同一であること。同一性。一致。同一人であること。本人であること。正体。身元。独自性、主体性、本性。帰属意識。恒等式。 こ…

水の揺らぎにまつわる思い出

午後から風が強くなってきた。 総武線沿いを歩きながら家に帰る途中、外堀の水の揺らぎをぼうっと眺めた。穏やかでない激しい波打ち。曇天だけれど水はキラキラと輝いている。 水はいつでも宝石のように美しくて羨ましい。 外堀の水を眺めながら、川沿いで暮…

映像と音について。

・前置き・ 先週、映画の『沈黙』を恋人と観に行きました。 で、終わったあとに二人で映画の感想を話し合ったところ、お互い「なんかつまらなかった」「重いテーマの割に明日になったら忘れてしまう軽さがある」という辛辣なものばかり出てくる出てくる…。 …

ランボーの詩集とサロメのライター。

今日は少し時間に余裕があったので午前中はお出かけしました。 恋人がドラン君ファンということもあり、『たかが世界の終わり』を鑑賞。 たまたま今日に限って先着プレゼントなるものがあり、ドラン君のメイキングカードなるものをもらった。 嬉しくて餅のよ…

〝かけがえのない人になんかなりたくない〟病気。

「君は僕にとってのかけがえのない人。 君は僕の半身なんだ。 誰よりも大切な人なんだ…」 ロマンチックで、やたら甘い匂いのする言葉。だけどどこか使い古された腐臭がする。 気のせいか? それに気づいた途端、すべてがつまらないものにすり替わってしまう…

10年遅れの反抗期と『子による父殺し』のプロセス 前編

わたしはいま、27年生きて来た中で最大の反抗期を迎えている。 反抗の相手は、わたしの夫。 そしてもう一つの相手は、この日本社会そのものに対して。 一般的な反抗期は、思春期である13〜18歳ごろに訪れるのが普通とされている。しかし、わたしはこの時期に…

みんなが幸せに生きるためのポリアモリー。

今日はわたしの、ポリアモリー実践者としの日常生活をちょっぴりご報告します。 わたしは現在結婚5年弱の人妻で、27歳。3歳の息子がいます。 夫は半年ほど前から関西へ単身赴任中。 わたしがポリアモリーに興味を持ち始めたのは夫の単身赴任がきっかけでもあ…

『アート・ヒステリー』『性の進化論』

もう数年前に出た本ですが、『アート・ヒステリー なんでもかんでもアートな国・ニッポン』を読みました。 Amazon CAPTCHAhttps://www.amazon.co.jp/アート・ヒステリー-なんでもかんでもアートな国・ニッポン-大野-左紀子/dp/4309021336 日本における『現代…

『“火を起こす者”のおかげで人は現実に触れられる。 たとえ現実に身を焼いても』

『おそらく芸術家は…真の芸術家であれば 自らの人生を生きる時、時代に添いながらも同時に変革をもたらす オスカー•ワイルドがこんなことを言った “ターナーが描くまでロンドンに霧はなかった” 我々の代わりに芸術家が世の中を見る ランボーの“見者への手紙”…

わたしの命の燃やしかた。

昔から川の夢をよく見てきました。 その夢につられてか、1人暮らしをするときには必ず川の近くに住むようになっていたほど。 夜、散歩しているときには橋の上から川を覗き込んで。 そうすると、頭のなかが空っぽになってとても気持ちが良かったのです。 その…

さよなら、夢の住人たち。

夜中にふと目が醒める。さっきまで見ていた夢の内容はよく覚えていないのに、なぜか、死んでしまった人たちのなんて事ない思い出だけが記憶に蘇っていた。 例えば、死んだわたしの父が使っていた財布は茶色の小さいものだった、とか。 死んだわたしの好きだ…

争いと芸術の歴史を想うアメリカ大統領選。

アメリカの大統領選が終わった。 そして今日は、わたしの脳内ソング=ワルキューレの騎行だった。 わたしにとってのワルキューレはもっぱら地獄の黙示録(ベトナム戦争)であり、ワーグナーはナチスの象徴(ホロコースト)。 この脳内再生、アメリカ大統領選の影…

『発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由』からの覚書。

最近、自身が発達障害であることをカムアウトして話題になっている栗原類さん。 ネットに出ていた いくつかの記事をよんで、とても興味を持ったので著書を買いました。 彼の幼少期の出来事などを読んでいると、すごく親近感がわくことが多い…。 たとえば、あ…

『孤独に歩め。悪をなさず、求めるところは少なく。林の中の象のように。』

今日は、サロンで化粧の仕事。 色を扱う仕事なので、服の色は白か黒と決まっている。それ以外の色を着てしまうと、お客さんの顔に色が反射して、良い仕事ができなくなってしまうから。 わたしが化粧の仕事で一番よく着るのは、この、100年前の男物のシャツだ…

美しい夢の世界と、その子どもたち。

夢のなかで死んだ人と会うときは、いつも同じ場所で会うんだ。 部屋がたくさんある日本家屋で、いつも夜で、誰かいないのかな?と思いながらたくさんの扉を開けて行く。 するとやがて、縁側に行きつく。 目の前にな小さな日本庭園があり、池の中では真っ青な…

ボリス・ヴィアンと多和田葉子

最近仲良くしてくれてる人が現代文学に詳しく、すっかり文学や詩に魅了されてしまった!特に多和田葉子さんの小説はすごかったーー 十代のころ、わたしの中に小説家は『ボリス・ヴィアン』しかいなかった。 『日々の泡』を読んで、これが小説というものなん…

ここが飛び込み自殺のメッカだにゃ〜。

前回の記事に引き続き、電車ネタいきます。 わたしは基本的に電車が嫌いです。 なぜかといえば、幼稚園から社会人になるまでずっとずーっと東京の真ん中で電車通学していたので、もう嫌なんですよ。疲れ果てた人間の顔をみることが。 だから、いまは自宅でで…

甘えはするけど助けてほしいわけじゃないんだよ。

今日、ふと電車の飛び込み自殺についてネットで調べていたらとんでもないものを見つけてしまった…。 『新小岩 自殺』で検索して、最初のほうに出てきたまとめ記事に、実際に飛び込み自殺をしているシーンの動画が載ってたんです。 ショッキングな映像だった…

わたしは人間が大好きだ。だけど自分のことは嫌いだ。

ちょっと興味深い記事があったので引用。 レズビアンよりもバイシェクシャルの女性の方が摂食問題・うつ症状が深刻で、性的少数派のイベントに参加せず、差別感覚が強い。 http://m.jpubhealth.oxfordjournals.org/content/early/2015/01/07/pubmed.fdu105 …

圧倒的な寂しさのなかで生きる。

『シン・ゴジラと君の名は。が大ヒットしたことにより、日本人が2011年の震災でどれだけ深く傷ついてしまっているのかが証明されたように思います。』 ------------- ……これは、とある評論家の先生がおっしゃっていたとても印象深い言葉です。 要するに何が…

マタイ受難曲と青空と原発。

今日はまったく趣味の話なのですが、わたしが世界一好きな音楽を紹介します。 言わずもがなの超名曲・バッハのマタイ受難曲ですね。 マタイ受難曲 第一部Nr.1 Chor 第 1 曲 合唱 Kommt, ihr Töchter, helft mir klagen, 来たれ娘たちよ、ともに嘆け。sehet-W…

感情はいつも独りよがりで普遍性がないから信じるに値しないと思っていたのだけど。

わたしは、常に「幸福でも不幸でもない心境」を維持したいと思って生きてきました。 なぜなら、人は幸福なときに「不幸そうな人間」を邪険に扱いがちだし、不幸なときに「幸福そうな人間」を疎ましく感じがちだから。 だからどちらでもない感情を維持してい…

美容室『空間』

わたしが髪を切ってもらってる美容室、その名も『空間』。100平米以上ある空間で、美容師さんとお客さんが一対一!という攻めてる美容室です。 オーナーの武部さんがアート好きで、これからアートの展示も積極的に行われるそうです。(わたしがやってみたいと…

もしかして、わたしって発達障害??

興味深い記事があったので、今日は引用させていただきます。 わたしは昔から、極端に人と会話をすることを好まなかったので、いつも周りの人の会話する姿を観察してばかりいました。びっくりされることも多いのですが、幼少期に家族とまともに会話をした記憶…

誰かを愛する心はどこから来るのか。

3,4年ほど前のことでしょうか? わたしは結婚してしばらく経ち、子供が出来るか出来ないか…確かそんな時期。要するに、幸せに満ち溢れていた初々しいときのことです。特に意識してもいなかったとある知人が、ある日、夢の中に出てきたのです。そして、夢の中…

みんなで過ごす文化的night.

先日、 我が家にある絵を鑑賞したい人、本を読んでみたい人、映画を観てみたい人…などがなんとなく集うための会を開催しました。 (今回は、予備校の生徒だった子と、美術と文学に詳しいご近所のお姉さんが参加してくれました。3人でご飯を食べつつ、沢山のお…

family (Let's go on a funny trip from the future to the past.)

Good evening everyone. Today, shall we go on a funny trip with me? Let's go!Look. There are my family. (...my mother was very very beautiful.) My brother and I. (1989) My brother and I... This is the photo at my wedding party. (2013) Wow..…

『性』を抑圧されすぎた日本社会

今日、ツイッターをみていたら知り合いの画家のかたからこんな報告が上がっていました。上野ステーションギャラリーからNGが出てしまった…一体どこが駄目なんだ… https://t.co/7WmfiHYzxq— 川田 龍 Ryo KAWADA (@_Ryokawada) 2016年10月12日上野ステーション…

真摯に生きた証として、与えられたギフト。

東日本大震災がおきた2011年、わたしは大学三年生だった。数々の混乱が人々を不安に追い込むなか、石巻市へボランティアに行った。2011年の6月のことだ。 …ああ、そうだ。 これは石巻市から帰ってきてから描いた絵だ。気持ちの整理がつかず、これは捨ててし…

生き続けること、必ず死ぬこと、そして魂はどこにいくのかということ。

このブログの題名は《ポリアモリー、倫理、愛について》というものですが、びっくりするくらいポリアモリーについては触れていません。なぜかといえば、このテーマはあえて触れずとも通奏低音のようにすべての記事に関係している。と思っているから。補足す…

平成世代の芸術家のリアリティ。

いわゆる《芸術家》とは、美術作品を作ってそれを売り、生計を立てる人のことをさすのが一般的だ。しかし、学生時代のわたしにとっては、その芸術家的活動そのものにリアリティを感じられなかった。 そもそも、自分が売り手である以上、買い手の目線を意識し…

東京で生き続けるということ。

死後の世界の概念として天国や地獄があるが、日本全国、津々浦々に天国も地獄もある、とわたしは思う。総武線の中で、怒りとストレスが限界を越えて叫びだす女性。人の往来が激しい地下鉄通路で、整然とダンボールハウスに身を包むホームレス。国会図書館で…

何一つしてあげられなかったけれど。

今日は、昨年亡くなった友人の絵を観に、埼玉県立近代美術館へ行きました。絵を観終わって外に出ると、とても綺麗な月が空に浮かんでいた。ああ…、1日が終わろうとしている。あなたはベネチアで野宿をしちゃうくらい奔放なところがあったけど、暗闇の中から…

今日は本音を少し。

深夜の2時。 わたしは台所で煙草をふかしながら、8年ぶんの自分の作品と、こつこつ書きためてきた拙い文章をまとめた作品集のチェックをしている。率直な感想としては、まさにわたしという人間そのものがよく表れている、と思った。「なんて軽率で、打算的で…

続・世界史とわたしと美容の仕事

(前回の記事はこちら↓)そのような考えの上ではじめた美容の仕事。日々の仕事のなかでわたしがもっとも大切にしているのは、《人をただ外見的に美しくするのではなく、美を通して自尊心を手に入れてもらえるように誘導すること》だ。 自尊心を育むのに、「わ…

世界史とわたしと美容の仕事。

わたしが生まれたのは1989年。 世界史と照らし合わせてみると、ソ連が崩壊する2年前である。もちろんソ連崩壊の様子をリアルタイムで覚えているわけはないが、数年前に読んだ本の中で印象深いエピソードがあったので紹介したい。1991年、ソ連崩壊直前のサン…

「わたしは悪くない。」

わたしの好きな画家、アントニオ・ロペスの作品の一つに、皮を剥いだ食用のうさぎの肉塊の絵がある。https://www.google.co.jp/search?q=antonio+lopez+rabbit&client=safari&hl=ja-jp&prmd=ivmn&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwiygPnnhb7PAhVKlZQKHX…

素晴らしい表現者が素晴らしい人格者になり得ない理由。

わたしは能鑑賞が大好きです。でもこの趣味、同世代で共有できることがあまりない。ちょっと理解するには勉強が必要だし、エンタメとしては渋すぎることが問題なのかなあ…。なので、能を一緒に観に行ってくれる友人か恋人がほしいと常々思っている。この本は…

朝の目覚め。真っ白な天井をみて、ベッドから降りられないあなたのために。

今年は2016年。わたしは27歳になっている。 同い年の友達が2人死んで一年が経った。先生と助手さんが死んで五年が経った。父が死んで十年が経った。わたしが思い描いていた未来の多くは、彼らがいなくなって永遠に手の届かない幻になって消えた。 それでも、…

《美しい自分》のゆくえ

本当に久々に描いた人物画が(なんとなく)完成した。ずっと昔から、絵を描くと自体には1ミリも興味ない。上手くなりたくもないし、こんな絵を描きたいという理想もない。誰かの手に渡ってほしいとも思わないし、絵をお金に変換したいとも思わん。わたしが火葬…

大切な人の笑顔と泣き顔の記憶。

今日は母校である芸大の近くに用事があったので、帰りに夏休みの大学に入ってみた。人がほとんどいなくて、雨の音が気持ちいい。わたしは絵画を専攻していたので、いつもいた場所は絵画棟というところだ。絵画棟には、入ってすぐのところに憩いの場的なベン…

サンローランとうたかたの日々。そして文学青年の先輩の思い出。

今日は、大好きな映画である【SAINT LAURENT 】をみていました。 イヴ・サンローランといえば言わずと知れた20世紀後半の天才デザイナー。 その繊細さゆえに、麻薬に手を出したり愛人を作ったりして、彼はほぼ崩壊していたわけです。 『彼が彼でいるために払…

「投薬治療をするってのは、このクソみたいな世界でどうにか生き抜くために薬物中毒になることなんだ」

最近、ちょっとだけ食べ物を口にしただけなのにグワーっとだるくなってぶっ倒れそうになる。 もしや、これって低血糖症ってやつだろうか? 食べたら食べたで仕事にならないし、かといって食べなければ死ぬので、困っている。 めまい、動機、不整脈、手の震え…

能とロスコの作品は似ている。

西洋美術の歴史のなかでも、偉大な作家として名を残しているマーク・ロスコ。 対して、650年以上の歴史がある日本の伝統芸能・能。 一見すると共通点が見当たらない気がする2つの芸術。 ですがどちらも、かなり濃厚に《死者》の気配がするという意味で似通…

カプーアの作品と《縁側》ってすごく似てる気がした。

わたしはもう7年前から屋外で絵を描く習慣があるんですが、この間、未だかつてなく新鮮な体験をしました。 いま絵を描いている場所には縁側があって、そこから景色を描いてたんです。 で、ある日、雨が急に降ってきて、風も強いから絵は雨に濡れてしなしなに…

ここでわたしと、本当に大切なことを話そう。

今日は、自分の店にモデルを呼んで久々に人物画を描いた!例の、芸大油の一年生の女の子。 2人っきりで6時間ほど時間を過ごす中で、わたしも彼女もまあよく喋った。 ずっとずっと喋ってて、彼女のパーソナリティを汲みながら絵を描いて、おお…気がつけばヘ…

テーマとコンセプトの違い、言えますか?

今日は、ひょんなことで繋がった芸大油画一年生の女の子がわたしの家を訪ねてくれた。 久々に若い世代の子から大学の話をきいたのですが、相変わらず 【テーマとコンセプトの違い】 を学生が理解できないままに作品を作ってしまっている。という問題が挙げら…