病んでる人は病んでる自分を全面に出して仕事をしてほしい。

今日は珍しく、わたしの仕事のお話をさせてください。

 

わたしは芸大を卒業してから美容の世界で修行をはじめ、1年半ほど前に自分のサロン『インピース』をオープンしました。

 

店のブログとホームページ↓

 

ameblo.jp

 

inpeace-salon.com

 

 

勤め人だったのは2年ほどで、正社員になることはなくずっとアルバイト。

 

最初から、わたしは自分の店を持つ!という明確な意思を持って経営や技術を学んできました。

 

で、なんで独立願望が強かったかというと、人の下で素直に働けるほど忍耐強い性格でなかったから。

 

人に指図されて、納得できないのに仕事をするというのがとんでもないストレスで。

 

『自分1人が責任を負って、納得できる働きかたをしたい!』

 

『たとえそれで何度失敗したってかまうものか!』

 

本当に、このガッツのみでここまでやってきました。(なのでいわゆる就活といものを体験したことのない人種です。)

 

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そして先日、お客さんからとても嬉しい言葉をいただいて…。

 

『最近落ち込んだり、自信がなくなることが多かったのだけど、荒川さんの店にくると心が洗われるんです。

 

いま、荒川さんにいなくなられたら、わたしはとても困ります。』

 

この言葉を受けて、わたしははじめての社会の一員として自分が認められたと思えた。

 

わたしの店にはそんなに安いメニューはなく、1時間の滞在で一万円ほどお金をいただいている。

 

それでも、一万円を握りしめて毎月欠かさずいらしてくださるお客様がいるということ。


そんな人たちに支えられ、わたしは生きているのです。

 

勤め人のときと違って、お金は全てお客様から手渡しでいただきます。

 

例え同じ額のお金だとしても、組織に所属して月に一度機械的に銀行口座の残高が増えているのとは重さが違う。

 

『目の前のお客様のおかげで今日もわたしは生きている。

だからこそ、心の底からお客様の力になりたいし、100パーセント淀みや偽りのない心で向き合いたい。』

 

自営業をはじめて一番良かったのは、人への感謝がそのまま自分を奮い立たせる動機になることかもしれない。

 

間に上司が入らないからこそ、ストレートな思いをそのままお客様に届けられるんです。これって本当に幸せなこと。

 

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わたしは、自分で言うのもなんだけど、かなり社会不適合者だと思う。(何と言っても根っこは芸術家ですから。)

 

今現在もまさに、夫から『心が病んでる』という烙印を押されていますが、それでもちゃんと自営業やれてることに関しては胸張って全世界に誇れるよ。

 

だから、

病んでる人は胸を張って、病んだあなたのまま正々堂々と仕事をしてほしい。

 

そして同時に、それが許される懐の広い世の中であってほしいとも思う。

 

(わたしが豆腐のようなメンタルなので、わたしの客人もほとんどが豆腐のように繊細なメンタルの方々です。

 

だけど、わたしはお客様の繊細な心に美しさを見出していて、尊敬している。

そして癒されてもいる。

 

お客様と自分は常に鏡の関係です。

 

自分を強い人間だと偽って仕事をしていては、お客様の弱さに寄り添うことは絶対にできない。

 

お客様のためにも、弱いままの自分を使って体当たりで仕事をすることはとても社会的意義のあること。

 

だからこれから社会人になる人には、

強さだけでなく、弱い自分自身も大切に育てていってほしい。

 

きっと、あなたの弱さがいつか誰かを救います。)