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『アート・ヒステリー』『性の進化論』

もう数年前に出た本ですが、『アート・ヒステリー なんでもかんでもアートな国・ニッポン』を読みました。

 

Amazon CAPTCHAhttps://www.amazon.co.jp/アート・ヒステリー-なんでもかんでもアートな国・ニッポン-大野-左紀子/dp/4309021336

 

日本における『現代アート』の曖昧さや、なぜこんなに文化として浸透しないのか?という素朴な疑問に真正面から切り込んだ本です。

 

『西洋と東洋』
『強い者(国)と弱い者(国)』
『男と女』

 

といった二項対立がよく出てきたのが印象的だった。(自分が『敗戦国である日本に住む女』だから過敏になっているのかもしれません。)

 

日本に『美術』という概念が輸入された明治時代から東日本大震災までを振り返るような内容で、近代〜現代の日本の急速な高度成長は凄まじく、それゆえの弊害もすごいんだ…と、改めて複雑な気持ちになる。

 

そしてこの本を読み進めてる間に、以前読んだ『性の進化論』を思い出した。

Amazon CAPTCHAhttps://www.amazon.co.jp/性の進化論――女性のオルガスムは、なぜ霊長類にだけ発達したか-クリストファー・ライアン/dp/4861824958

 

文明化された社会というのは、いわば男性が作り上げてきた社会だから、必然的に女性は男性からの庇護を受けないと生きられない立場に置かれている。

だけど男性社会が始まる以前は女性が社会を作り上げており、女性は男性の所有物ではなかった。

(男性社会の歴史が一万年ほどなのに対し、女性社会は200万年ほどの歴史があるそう。)

というようなことが永遠と書いてあります。とても面白いです。

 

そして思ったのは、
資本主義が行き詰まれば行き詰まるほど、世界は女性が作りあげてきた社会の雰囲気に戻りつつあるのではないか?ということ。

 

もう1つは、
もし女性がもっとリーダーシップをとって社会を作っていけば、いまのような現代アートの業界はなくなるのではないか?

ということです。

 

(わたしが思う女性社会は、最近流行っている〝post truth ″や 〝再魔術化″ といった世界観に近いと思います。なので、女性社会が到来することが手放しに素晴らしいとは言いません。)

 

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